JUGGERNAUT
ジャガーノート

本名ケイン・マルコ。プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアの義理の兄にあたる。弟が利口だと兄はバカになるという見本のようなお方。
母親の連れ子であったチャールズをイビリ倒した経歴を持つナイスガイ。ベトナム戦争(朝鮮戦争だったかも)に従軍中、たまたま訪れたアジアの寺院で妖しく輝く紅い宝石を発見、当然盗んだところ、それは手にしたものに絶大なるパワーを与える宝石だった。まさに制止不能の人間重戦車と化したケイン・マルコ、普通ならその後の身の振り方とか考えるべきところだが、我らのジャガーノートがそんなことに思いを巡らすはずもなく、その足で悪事に走って今に至るのである。とにかくあらゆる障害をものともせずに走り回るのである。理由はもうひとつ判らんが走り回る、だから中華鍋もかぶった。バカみたいと言われても実際バカなのだから余計なお世話だった。よくよく考えてみればミュータントでもない気がするせいかどうか知らんが、まァ昔からいろいろ苦労する義弟に比べるとこの人が悩んでいるところは一切見たことないです。ところで制止不能なジャガーノートだが、似たようなミュータントにブロブというのがおり、こちらはブヨブヨのデブなのだが、そのミュータントパワーが何に衝突されてもとにかく動かないという、聞いたこっちがバカだったというもので、オレの記憶が確かならジャガーノートがワーッと走って行ってブロブにドーンと衝突したらどうなるか、という話があったような。結果は…おぼえてません。全然記憶が確かじゃなかった。まァそれほど大した結果は出してきてないにもかかわらず、ここまで人気者(なんですよ。本当に)なのはひとえにその痛快まるかじりなキャラクターのおかげだろう。

ブラック・トムさん
マブダチにミュータントのブラック・トム・キャシディがいる。いい名前です。ブラック・トムは全身を木に蝕まれるという奇病に冒されており、ジャガーノートはその治療法を求めて走り回ったりと、なかなかの男気も見せたのであった。そんなわけで実写版続編にはぜひ2人揃って出演していただきたいものであります。

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