STORM
ストーム


本名オロロ・マンローすげえ名前だ。アメリカ人の父とケニヤ人の母との間に生まれる。6歳でエジプトはカイロに引っ越すが、5年後に自宅が爆撃を受けて倒壊。両親はこの事故で死亡するも、まだ子供だったオロロだけは瓦礫の下で生き延びた。この経験のせいで今でも閉所恐怖症。
カイロで孤児になったオロロは窃盗組織に拾われて泥棒に。この頃スリおよび鍵師の技術を会得した。それから向かった母の生地、アフリカで雨、風、雷などの
天候を自在に操るミュータント・パワーを開花させ、砂漠に雨を降らせて、飢饉に苦しむ地元民から女神と崇められる。(しかし目からビームが出る、とかテレパシーが使える、とかいった能力に比べると「天候を自在に操る」という能力は荒唐無稽すぎやしないか、どうよと思ってたらシリーズの産みの親、スタン・リ−が最近「あれはちょっとねえ、やり過ぎたよな」と語っていた。あんたなあ)その後プロフェッサーXにスカウトされてX-MEN入り。'75年の初登場以来、ときどき能力を失ったり子供に戻されたりと辛い目に遭ったとき以外は、ほとんど欠場なしで頑張ってきた偉い人です。インディアンで発明が得意なミュータント、フォージと付き合っていたが数年前に別れる。その後ケーブル(サイクロップスの老けた息子)とちょっとイイ仲になったりもしたが、基本的に浮いた話は少ないですな。真面目なのか。サイクロップスとリーダーの座を巡って決闘、勝ったことも。割とリーダーシップはある方。なお、その頃はモヒカンだった。                              



革はいいよな。やっぱり実写版ストームはハル・ベリー
エディ・マーフィの『ブーメラン』(1992) に出てましたな。あとはウォーレン・ベイティの『ブルワース』(1998、どんな映画だったっけ) など。アンジェラ・バセットとかヴァネッサ・ウィリアムス、普段着またはパム・グリアー(それはどうかと思った)など紆余曲折があった模様で、どうもお姉さん系アフロアメリカン女優が候補に上がっていたようですが、結局彼女に落ち着いた。ちょっと若すぎるんじゃないのかという声も聞こえるが、この人もこう見えて32だし問題はなかろう。まァお姉さん的ポジションはファムケに任せておけばよろしい。そういえば原作版ストームは能力を発揮する際、白目になるのだが(と言いつつ、だいたいいつも白目剥いてますが)そこは実写版でも踏襲されるようで予告編なんか見てると、やっぱり白目剥いてますな。しかし頭は白いわ肌は黒いわ、どんなだよと昔は思いましたが、最近じゃそんな人も珍しくなくなりましたねえ。現実がマンガに近付いておるというわけですな。そうなのか。

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